最近本院でも着床診断を行う不妊治療の方が多く見受けられます。
PGT-AとPGT-Mの違いは、
PGT-Aは胚の染色体の数的異常を確認する検査で、PGT–Mは単一遺伝子の異常に基づく遺伝性疾患を対象とする着床前診断です。
PGT-Aのメリットは検査の結果が本当に正しい精度はおよそ70%〜80%である。
PGT-Aのデメリット は、検査のために細胞を採取することによる胚盤胞へのダメージが心配されます。 検査をしても染色体異常に起因しない流産は防ぐことができません。
正常胚であるにも関わらず異常胚と誤判定のリスクがあります。
通常の治療費用とは別に、胚の検査費用がかかります(胚盤胞1個あたり11万円)。
ただし、正常胚を移植出来た場合は妊娠率高くなります、従って流産率低くなります。
PGT-A実施条件
実施には日本産婦人科学会の提示する条件があります。
- ・胚移植を行い、2回以上不成功の既往がある場合
- ・2回以上の流死産(生化学妊娠を除く)の既往がある場合
気になる方や迷われておる方は是非高度生殖医療の病院にご相談下さい。