不妊治療


自然妊娠ご希望の方や高度な不妊治療を繰り返してもなかなか妊娠できない方は、決して悲観的にはならないでください。
鍼灸で体質改善することで新たな可能性が生まれます。

 


施術の流れについて
  1. 問診
    初めての方は不妊治療の不妊症専用カルテに記入していただきます。
    不妊症専用カルテ
    pdf へのリンク
    中医学の四診(望診、聞診、問診、切診)をじっくりと行います。今まで不妊の経緯や結果などを詳しく聞きます。また、血液検査などの検査データや基礎体温表があれば施術の上で大変役立ちますのでご持参ください。
  2. 施術
    それぞれの体質、または生理期、低温期、排卵期、高温期などに合わせて、経絡、ツボなどを最適に組み合わせて施術します。
  3. 施術後の注意事項と通院の仕方などのカウンセリング
    カウンセリングは無料です。

当院の不妊治療について
中国医師の資格と日本の鍼灸師両方の資格を持つ女性鍼灸師
院長は、西洋医学の経験もあり、鍼灸師の資格だけでは知りえない知識もあるのでなんでも安心して相談できます。妊娠のためには、鍼灸師の知識・経験・技術によって結果が大きく変わってきます。また、不安や精神的なことなど病院のドクターには話しづらいことも相談できます。きめ細やかな相談と丁寧な施術を心がけております。


不妊漢方薬併用で最大限妊娠力を引き出す
中国では【鍼薬同効】という考え方があり、鍼灸治療と並行して体質に合った漢方薬を内服することで、鍼灸の効果が増し、鍼薬の相乗効果により体質改善、最大限に妊娠力を引き出します。

より患者様に最適な不妊専門病院をご紹介
不妊治療を行いながら、患者様一人ひとりの状態を見極め、治療歴と合わせて、不妊専門クリニックの治療方針、年齢、費用などの面から、より患者様に最適な不妊専門病院をご紹介しております。
豊富な経験と技術
タイミング法の指導や人工受精などのステップアップ時期も適切に指導しております。
 常に患者様のことを最優先に考え、よりスピーディー、より近道、より確実に最終目的”妊娠成立”を達成するために一生懸命施術することを心がけております。

妊娠前から産後までのトータルケア
妊娠初期の流産、つらい「つわり」に対する安胎治療。
また、妊娠中毒症や逆子、胎児の発育不良、異常分娩に対する安産治療を取り入れ、不妊・妊娠・出産・育児までのサポートをしております。
鍼灸治療の効果
当院での不妊治療は、骨盤内の子宮や卵巣などの諸器官に温熱効果を与えます。
子宮・卵巣への血流と女性ホルモンの流れが改善することで卵子の発育が良くなり、また、子宮内膜の厚みが増すことによって、受精卵の着床率が向上します。

目標は”子宮力や卵巣力をあげて、妊娠しやすい体を作ることです。”
また、不妊症だけにとどまらず生理不順、子宮筋腫、子宮内膜症、無月経、更年期障害など、婦人科疾患などにも期待を持てます。

不妊症の鍼灸適応症
自然妊娠を望みたい人
検査で異常がなくても妊娠に至らない機能性不妊
・鍼灸と併用でタイミング法や人工授精、体外受精を成功させる
卵子が未熟で数が少なく上手く採卵ができない
子宮内膜が薄く移植時に着床しにくい
病院での注射などの治療による副作用がひどい人
生理不順、子宮筋腫、子宮内膜症、多嚢胞性卵巣症候群、無月経



当院の電子温灸器
近年当院で導入した”電子温灸器”という治療器が優れた温灸効果を果たしております。
従来のモグサによるお灸と比べると多くのメリットがあります。
火を使用しないので、煙や臭いが出ません。
温度設定により温度管理が出来るため、やけどのリスクがゼロになります。
鍼の周囲にセットできるので、針先を通じて身体の奥にあるツボに温灸効果をしっかり伝わらせ、鍼治療と灸治療の相乗効果を高めます。
鍼治療と同時に温灸も出来るため、治療の効率が上がります。
採卵前に鍼灸治療を行うことが大切
良質な卵胞を育てるために骨盤内の血流がとても大事なことです。
血流が良くなると卵胞ホルモンの巡りも良くなります。
そのために、2,3周期前からの体質改善がおすすめですが、遅くても採卵周期前の生理周期に鍼灸治療を行うことで、より良質な卵が育つ確率が大幅に上がります。

体外受精(IVF)前後に鍼灸着床治療を行うことで着床妊娠率が大幅にアップ
着床率向上のため鍼灸治療を行うことで子宮の緊張緩和、子宮内膜の血流が増加することが分かっています。
子宮内膜血流の増加により厚みを増し、子宮内膜の受容性を改善することになり、初めての方や反復着床障害の方の陽性妊娠率、持続妊娠率ともに向上させ良い結果を導きます。
結果としては、鍼灸治療を行った方の着床率は54.3%で、未実施群(対象組)の33.4%を大幅に上回ります。

不妊鍼灸Q&A

Q1 現在生理中ですが、不妊鍼灸の鍼を受けられますでしょうか?
A 大丈夫です。
卵胞期(低温期)、月経期、排卵期、黄体期(高温期)、それぞれの期にまんべんなく施術した方が効果が高まります。また、生理痛、生理前症候群のある方は特に生理中の施術により緩和されます。
Q2 今はタイミング法、人工受精(AIH)をチャレンジしている最中ですが、不妊鍼灸を受ける事で何か良い効果がありますか?
A ホルモンの分泌を盛んにする目的で、全身の調子を整えていく事で、妊娠しやすい体になる期待が出来ます。血流がよくなり、卵巣が活性化され、良質な卵子が育つことにより妊娠につながりやすいのです。
Q3 次周期から体外受精を予定していますが、不妊鍼灸を同時に受けると良いと友達に勧められましたがどうでしょうか?
A 体外受精を控えている方は、鍼灸治療の併用をお勧めします。
卵巣の状態を整える事でより良い卵子が採れる期待が高まります。子宮内膜状態を整える事で、より受精卵が着床しやすくなります。また、ホルモン分泌が盛んになり、病院のお薬や注射などの治療効果が上がり、妊娠率が上がることにもつながります。
Q4 今まで何回か体外受精、顕微授精をしましたが、残念ながら妊娠には至っておりません。今は病院の治療をお休みしている最中ですが、不妊鍼灸によって体外受精、顕微授精の成功率が上がる可能性はありますか?
A 体外受精、顕微授精などを何度も繰り返し、大量の排卵誘発剤やホルモン剤を長期間使用した場合は、体に大きな負担がかかっています。卵巣の反応が悪くなり、OHSS(卵胞過剰刺激症候群)などがおこります。
このような場合は、しばらく病院をお休みして鍼灸治療を受け、体をリセットしてから再チャレンジするをお勧めします。
Q5 今は第2子の不妊専門クリニックで不妊治療をしており、不妊鍼灸も受けたいのですが子供を預けられるところがなく子供を連れて行っても大丈夫ですか?
A 勿論可能です。待合室または施術室で絵本やおもちゃなどご持参で遊ばせる事は可能です。ただし2歳以下の赤ちゃんは泣き出すなど難しい場合も有りますので、問い合わせしてください。
Q6 不妊鍼灸での体質改善の目的で、漢方薬を併用したほうが良いでしょうか?
A いろんな生薬配合で作られた不妊に期待できる漢方薬は生理周期を整え、生理痛の軽減、冷えの改善による子宮内膜の厚みの改善、気を高める効果など、鍼灸と併せて妊娠しやすい体質改善の相乗効果が期待できるので、患者様の状態を判断してお勧めする場合もございます。
Q7 施術頻度はどれくらいですか?
A 年齢や状態にもよりますが、最初は週に1回の通院をお勧めします。